ia-cloud・Node-REDオンラインハンズオンWSを開催しました。


IAF ia-cloudプロジェクトでは主に中小製造業を対象に、ia-cloud・Node-REDプラットフォームを利用したDIYによる実践的なIoT活用の普及に努めております。これまで様々な中小企業支援団体・機関のご協力のもと、各地でハンズオンワークショップ等を開催してまいりました。
また、中小製造業の現場でIoT実践に活用できる様々なia-cloud・Node-REDノード(Node-REDで利用する機能ブロック)を開発し、多くの皆様に活用いただけるようオープンソースで公開してきております。

このia-cloud・Node-REDの全体像を理解いただき、現場での実践的なIoTによるDX推進に役立てていただけるよう、オンラインでのハンズオンワークショップを下記日程にて開催いたしました。
ハンズオンWSを録画した動画と、説明資料を公開いたします。ご活用いただければ幸いです。

日時

第1回:2023年2月8日(水) 16:00 〜 17:10 (終了)
第2回:2023年2月16日(木) 16:00 〜 17:10 (終了)
第3回:2023年2月22日(水) 16:00 〜 17:10 (終了)
第4回:2023年3月1日(水) 16:00 〜 17:10 (終了)

本ハンズオンWSの動画は、以下からご覧いただけます。

  • Day1 : 2023年2月8日、Node-RED環境構築とNode-REDエディタ基本操作
  • Day2 : 2月16日、ia-cloudノードによるデータ取得とクラウド格納
  • Day3 : 2月22日、EnOcean電流センサによるデータ収集とCO2排出量モニタ
  • Day4 : 3月1日、第4回PLC通信によるデータ収集と製造現場のIoT

以下の、ia-cloud・Node-REDハンズオン動画チャンネルでご覧ください。チャンネル登録も忘れずにお願いいたします。
https://www.youtube.com/channel/UCWgGCaiMX5wbWDoVk1Kk_SA

ハンズオン内容と当日の資料

各回のPDF資料とフローファイル(flow.json)はこのリンクからもダウンロード可能です。

第1回 2023年2月8日16:00 開始 Node-RED環境構築とNode-REDエディタ基本操作

様々な実行環境で利用できるia-cloud・Node-RED、このセッションでは

  • Windows、
  • クラウド上のGitpod、
  • ラズベリーパイ

の3種類の実行環境でのia-cloud・Node-RED環境の構築方法とia-cloud・Node-REDエディタの基本操作を学びます。手持ちのラズベリーパイ(ラズパイ)を利用いただけます。またラズベリーパイを用意いただけない場合もWidowsPC上で、あるいはインターネット接続環境とChromeブラウザだけで利用できるクラウド実行環境でも、ia-cloud・Node-REDの世界を体験いただけます。

第2回 2023年2月16日(木曜日)16:00 開始 ia-cloudノードによるデータ取得とクラウド格納

ia-cloud・Node-REDノードを利用し、データを取得しグラフ表示したり、ia-cloudサービスのクラウドデータベースへ格納する手順を紹介します。まずは、センサのシミュレータで擬似的に発生したデータをia-cloudオブジェクトとして取得しグラフ表示をしてみます。またia-cloudオブジェクトをia-cloudサービスのデータベースへ格納する手順を学びます。さらに、クラウドデータベースからデータを取得し過去のデータのトレンド表示などを体験します。

さらには、使用してるPCやラズパイの内部状態などの実際のデータを取得して、同様にグラフ表示やクラウド格納をしてみましょう。

第3回 2023年2月22日16:00 開始 EnOcean電流センサによるデータ収集とCO2排出量モニタ

EnOcean方式で無電源で装置の消費電流を計測できる無線電流センサを使います。受講される皆さんはEnOceanセンサをお持ちではないため、EnOcean無線通信のシミュレータを使いデータ取得ができたところからのハンズオンとなります。EnOceanセンサノードの基本的使い方とia-cloudオブジェクトの設定について学び、第2回と同様にグラフ表示やクラウド格納について体験していただきます。

最後に、取得した電流データから、簡易的な消費電力さらにはCO2排出量への変換と、毎時・毎日のCO2排出量の集計を行うNode-REDフローをノーコード(プログラムレス)で作成します。

第4回 2023年3月1日16:00 開始 PLC通信によるデータ収集と製造現場のIoT

製造現場に多くある、シーケンサやPLCのデータを通信を経由して取得し活用する方法を学びます。三菱電機のシーケンサやModbus通信対応の各社のPLCからデータを取得するia-cloud・Node-REDノードの使い方を体験します。シーケンサやPLCがなくとも、PLC通信シミュレータで実際と同じようにIoTアプリケーションの構築を作ることができます。

また、シュナイダー社製のプロフェース表示器を経由し、あらゆる製造現場のセンサや計測制御機器からデータを収集することができる、シュナイダーHMIノードも紹介します。

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