ia-cloudを使って、Node-REDのフローでエッジアプリを作れるようになると、様々なフローを試したくなります。
作ってみるとわかると思いますが、フローの管理は大変です。
なぜなら、ちょっとした設定が違ったり、設置する装置毎に少しずつ異なるフローが出てきたりするからです。また、ほかの人にフローを渡す場合、フローをファイル(flow.json)に保存しメールで送ったり、コピー&ペーストしてもらったりするのは不便です。
この記事では、enebularを使ってIoT開発をチームで行うための便利な機能を紹介致します。
プロジェクト
enebularを利用すれば、クラウドに複数のフローを保管でき、Webからいつでも呼び出せます。また、それらのフローをチームメンバーと共有することができます。enebularでは、フローなどの部品をアセットと呼び、プロジェクトで管理して、チームメンバーと共有できる機能があります。
詳細機能説明はDocsをご覧ください。
フローのバージョン管理
フローの作成履歴を残したりもできます。上書き(Overwrite)したり、複製(Duplicate)したりもできるので、チームでフローを管理するときに威力を発揮します。Gitなどの知識がなくても簡単にフローの管理が可能ですので、チームメンバーにレビューしてもらったり、バージョンを管理をおこなったりして、プロジェクトの品質を高めることができます。
enebularのフロー管理はシンプル 複製して新しいフローを作ることもできる
詳細機能説明はDocsをご覧ください。
フローのバックアップ
作成したフローのバックアップも可能です。プロジェクトに登録されたアセットをエクスポートしてバックアップしたり、インポートして復元したりできます。
フローをエキスポートする画面 フローをインポートする画面
詳細機能説明はDocsをご覧ください。
フローの編集
フローの編集には、クラウドから直接Node-REDを起動できるWeb Flow Editorが便利です。ただし、起動時間の制約があります。
じっくりフロー編集に取り組みたい場合は、enebular editor(Windows版、Mac版、Linux版)を利用しましょう。
enebular editorは以下のページからダウンロード出来ます。
本記事に関するお問い合せ先
株式会社ウフル
- enebularサポートフォーム
- enebular画面の右上 > [ユーザー名] > Support
- お問い合せフォーム(一般)