
ローコードで開発したプログラムを離れた現場にあるデバイスにどうやって配信すればよいでしょうか。また、デバイスでプログラムが正常に動作していることをどうやって確認すればよいでしょうか。
単体のNode-REDでの開発から、enebular agentを導入した開発運用に切り替えることにより、Node-REDを使った複数台から構成されるIoTシステムを簡単に運用することができます。
機能紹介
enebularが遠隔でデバイスのメンテナンスをするためにサポートしている機能は主に以下の3つです。
リモートデプロイ
enebular agentのインストールされたデバイスが設置されていれば、enebular Cloudと常に接続されています。そのため、enebular Cloudを使用すれば、フローの動作状況を遠隔から確認したり、複数台のデバイスに一度に更新をかけることが可能になります。
リモートメンテナンス
IoTにおいては、遠隔地にあるデバイスを複数台運用することが想定されます。そのため、enebularでは、必要に応じてリモートアクセスできる機能を提供しています。本機能を利用するとデバイスがローカルネットワークに存在している場合であってもそのローカルネットワークの外からSSHログインすることができるようになり、よりセキュリティの高いIoTデバイス運用が可能になります。
デバイスステータス通知
システム稼働後の運用も可能です。複数のデバイスのプログラムを遠隔から更新したり、動作ログが確認できるため遠隔でも効率的に作業できます。
enebular agentの導入方法
では、実際に、enebular agentを導入するにはどうしたらよいでしょうか。動画で手順を簡単にご紹介しておりますので是非ご覧ください。
解説動画
- 01 レッスンの全体像と準備物の紹介 (3:04)
- 02 Raspberry Piにenebular agentを入れてみる(4:49)
- 03 デバイスにライセンスを付与しデプロイを行う(2:35)
- 04 画像をディスプレイに配信する仕組みを作ろう (1)(4:19)
- 05 画像をディスプレイに配信する仕組みを作ろう (2)(3:58)
- 06 日時を指定してのデプロイ- schedule機能 –(2:46)
- 07 デバイスの死活監視の方法 – Device List –(2:42)
- 08 デバイスの担当者引継ぎの課題 – Action History –(2:46)
関連ドキュメント
enebular agentのインストール
インストールにあたっては、下記のドキュメントを参考にしてください。
Raspberry Piへのインストールの場合は、「Raspberry Piにインストールする場合のコマンド実行例」にありますように、インストールコマンドに –user=pi のオプションを設定してください。また、開発で使用する場合は、開発用モードでのインストールをお願い致します。そのため、インストールコマンドに –dev-modeのオプションを追加します。
コネクションの作成
コネクションを作成する必要がありますので、下記のドキュメントを参考にしてください。
参考:コネクション
参考:AWS IoTでのコネクション作成手順
ライセンスの紐付け
左のLicensesというメニューをクリックし、Purchaseボタンをクリックすることによりライセンスを発行できます。なお、Purchaseボタンを押しても、お客様の個別の契約プランに基づいた対応がされるため、すぐさま請求されるようなことはありません。右上のRegisterボタンからコネクションを選択し、ライセンスの割り当てをお願いします。
参考:ライセンスマネージャー
参考:デバイスリスト
リモートメンテナンス
参考:Remote Maintenanceでシステムを遠隔コントロール(eneblar blog)
参考:Remote Maintenance
デバイスステータス通知
enebularドキュメントの参照方法
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本記事に関するお問い合せ先
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- enebularサポートフォーム
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